The Best of DE10 Gallery

由布院のDE10

由布岳の麓にDE10のエンジン音が響く

 

 集中豪雨の影響で久大本線光岡〜日田が不通となっていますが、ななつ星の運転も変更となっています。DE10フリーク的に注目度大なのが阿蘇→大分→由布院と運転した後、翌日の別府からの運転に備えて一旦由布院から下郡(信)へななつ星編成が回送されるのですが、その回送牽引機がDE10となっています。従来の運行スタイルだと久留米側にDE10が連結されるパターンでしたが、今回は大分側にDE10が連結されたシーンで撮影出来る為、由布岳バックで撮れるではないかと思ったので現地へ飛んだのであった・・・。

4番線でとりあえず待機

 

 大分車両センターからの単機回送スジがよく分からんので南由布〜由布院で張っていたのですが、予想よりも早く12時半前に通過していきました。急いで由布院駅へ急行してまずは駅外から写真を撮る事に。磯崎新設計の芸術品と竣工当初言われた由布院駅舎も入れてバッチリ撮影。50系客レを撮影していた頃は散々お世話になった駅舎です。しばらく撮影していると猛烈な土砂降りとなり、慌ててレンタカー内へ避難。やべーよと思っていると通り雨だったようで15分程で落ち着いたので駅へ向かう。

久々のお召し機との対面

 本日の牽引担当は大分常駐が1207号機からバトンタッチした1209号機である。黒色に変わった当初は「お召し機をこんな色に塗るとは何事だ!」と激おこだったのですが、これだけDE10が全国的に減少してくると稼働しているだけまだマシなのでは?と最近思うようになってきました。何と言っても元お召し牽引機なので供奉車との通話線用コネクタの痕がまだ残っているのがポイント。DD51842やEF5861みたいに撤去されずに残っているカマも居ますが、DE10の場合は大半が全般検査や更新工事施行時に撤去されてノッペラになっているのが多いですので、取付け座のステーが残っているだけでも貴重であると思います。また、SG車ですのでSGホース掛けや九州所属機に多いキャブ上部のヒサシが改造されているのがポイントだと思います。

「熊」札が手書き風で良い感じ

 

両エンドとも供奉車通話用コネクタの痕が残る

 

雨上がりの静かなホームにDE10のエンジン音が響く

 

 午後はななつ星編成がDF200牽引でやって来るので湯平〜南由布で仕留めて折り返しの回送を狙うため、再度由布岳バックのポイントに陣取る。初めてこの撮影地に来たのはDE10牽引の12系や50系を撮影して回った頃なのでもう20年以上前でしょうか。客車が変われどまだDE10牽引の列車が撮れるのですから感慨深いものです。しかし、キハを撮影していた時は山がバッチリ見えていたのですが、DE10が通過する頃には山頂は完全に雲の中。(涙)ただ、田植え後の水鏡と由布院市街の湯けむりをバックに撮影出来たのでまあヨシとしましょう。運行経路が変わる前にもう一回トライしたいと思います。

晴れて山が見えていれば文句無しだった

 

1時間前でコレなのでイケると思うよなあ・・・

 

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