The Best of DE10 Gallery

米子のDE10

ディーゼルの名門といえばココでしょう

 

 年末に続き、最後にもう一発米子操の入換をやっておくかとサンライズ出雲号で米子入りした管理人であったが、操車場へ行くと予想もしない展開が待っていた。「カマが紫色じゃないぞ!」

「えっ!?」管理人も目が点になった光景

 

 通常は岡山機関区の紫イモことDE101717が専任で運用されているのですが、数日前に故障で戦線離脱し、1日だけ後藤総合車両所のDE101161が代走した後、送り込まれてきたカマは何と元JR東日本機であるDE101202だった。うーむ、陸羽東線で迂回あけぼの号や総武本線でお座敷列車を爆走して牽引していた1202号機が鳥取県に居る光景はとても不思議でした。前回見たのは大宮工場廃回時とJR貨物移籍後の山陽本線大竹駅だし、ありえない行動範囲に思わず飽きれてしまいますが、これも会社間移籍機関車だからこそ出来る芸当ですね。

引き出しが始まった

 しばらくして午後の西岡山行3084レと伯耆大山行3086レの引き出しが始まり、カメラを構える。何回か前任のDE101049を撮りにきた事があるが、三脚が林立する様は米子操では前代未聞の出来事である。連続で2本引き出してあっという間に入換が終わってしまった。夕方前まで待機して今度は伯耆大山からの3087レを撮影するが、編成が5両と短い上、夕方のエロ光線を期待していたのにドン雲りになってきて300mm f/4では辛い。本日最後の3088レは敢えて普通には撮らず、操車場正門からコンテナヤードを入れて後打ち撮影。決まった!夕方には入換が終了してDE10もエンジン停止となった。

本日の入換は終了

 実は前回失敗したのが操車場のバルブシーンをやっていなかった事。これをやりにきただけでも価値あるので、入換終了後、暗くなるのを待ってから正門付近に三脚を立て熱く撮影スタート。これが紫色機だと暗闇と同化しそうな危険性もありましたが、今回は国鉄色の1202号機だったので、暗闇でもDE10だぞと主張してくれて助かりました。一日中外でエレクトしていたのでホテルに帰る頃にはぐったりしていました。

外は寒かったが熱くバルブ

 

 おまけ:昼過ぎの入換から夕方までヒマだったので、一旦米子駅に戻って側線のDE15を撮影してみました。DE152519・2520がいましたが、障害物が多くて中々難儀しました。会津若松のDE15を撮ってから久しくプロテクタ付きのカマを見ていませんでしたが、久々のゴツいスタイルのDE15はやはり良い。北海道のDE15もこういうの付けて欲しいものです。

新型キハがいなければ国鉄時代と言っても通用しますな

やはりDE15はプロテクタ付きに限る

 今回の改正で日中は単機で昼寝に来ていたEF64も米子駅まで来なくなったので愛知のEF64と後藤のDE10やDD51との絡みは撮れなくなったのが残念です。伯耆大山の入換はJR貨物のスイッチャー2台体制でやるようなのでDE10の出番は無さそうです。なお、1202号機はこの後1743号機とバトンタッチして1743号機が改正前日まで米子操の入換を行い、米子操最終列車となった3/13の3088レにそのままぶら下がって岡山機関区へ戻って行きました。

EF64も国鉄色だったら相当ヤバい光景だろ

 

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