今回は普段わたらせ渓谷号が走らない大間々〜桐生で桜と絡めてやろうという事なので大間々から奥地へは行かなかった挙句、真岡鐵道と掛け持ちだったのであまり良い場所では撮れていませんが、レパートリーを増やすという観点では良かったのではないかと思います。　初日は真岡鐵道で桜とDE10を撮った後、わたらせ渓谷鐵道へやって来ましたが桐生駅に停車中の臨時快速の停車駅が主要駅しか停まらず一番撮影したい中間駅に停まってくれないので、ならばと大間々から歩いて有名桜スポットで撮影する事に。昨年よりも復路のダイヤが繰り上がっているので花桃号に影がかからないのではないかと思いました。ベタな撮影地というのは桜シーズンにおいてはそれなりに良いものですからね。

　今回はニコンD5の発色を楽しみつつ、ニコンD850の4575万画素で桜を撮ったらどれだけ細かく写るのだろうと楽しみにしていたので、列車通過後の画像を拡大したらあまりの描写に驚愕でした。（笑）フィルム時代はカメラボディは古くてもフィルムで勝負出来ましたが、やはりデジカメは最新型を使うべきだなあと痛感しました。　この日は午後から風が強く、すぐ目の前の方の三脚が横倒しになりカメラ全滅という出来事もあって中々修羅場でした。普段使っているとそんなに意識しませんが、バラバラになった機材を見ていたら修理代金一体いくらになるんだろうと考えてしまった。カメラは高額な上に精密機械だと再認識しなければなりませんな。

　二日目は下新田〜相老で撮影する事にしました。相老の遠方信号手前付近に良い桜があるので、これを絡めて大間々からの回送を撮影し、桐生から折り返しの花桃号を下新田寄りで撮影しようという算段です。待っている間に東武桐生線も撮影出来、200系りょうもう号と桜の組み合わせも実現し、まさに一石二鳥でした。

　折り返しは下新田駅すぐの桜と絡める事にしましたが、思ったよりも桜周囲にゴミが散乱していて、片付けようと思いましたが時間がなく止む無く隠すようなアングルにして撮影したのでヘンテツな写真に・・・。大間々以北の撮影地に比べれば劣りますが、背後に両毛線の架線柱も入り、いかにも普段入らない区間で撮影しましたという感じが出てバリエーションを増やすという意味では良かったのかもしれません。