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鶴見線のDE11 2021冬

今日も運用を終え帰路に就くDE11

 

 新鶴見機関区のDE10は鶴見線運用となっているが、実質DD200に置き換わりその他の運用がDE10やDE11と住み分けされている。今回は鶴見線運用に専ら充当されていたDD200-12が交番検査で愛知機関区へ回送されたために実現した。全部の運用がDE10・DE11となったので午前中はDE112002が充当されていた横田基地入換を撮影しに行き、午後は鶴見線入換を撮影するべく拝島から安善まで首都圏を縦断してしまった。

 13時、安善駅に到着するとDE112004の姿が無い。浜安善駅へ米タン編成を取りに行っているからなので拝島行8079レの運転はありそうだ。先ほど拝島で撮影した返空の8078レの到着シーンを踏切から撮影しようかなあと思っていたのだが、マニヤの数がえらい事になっていた。うーん、鶴見線っていつの間にこんなメジャー路線になったのだろうか? 本当は到着シーンを撮影しようと思ったのだが、これでは落ち着いて撮れんなと思い、敢えて到着は捨てて浜安善駅入線シーンをポールポジションで構える事にした。直前に駅前踏切で撮影していたマニヤ諸氏が殺到するが、踏切が閉まり管理人側で撮影する事が不可能となったマニヤ達は米軍専用線の踏切へそのまま向かった。というわけでこの入線〜機回し〜押し込みシーンは管理人のみ独占撮影となった。まあ鶴見線撮影始めてまだ27年の若輩の身ではありますが、入換列車の撮影場所くらいは熟知しております。

浜安善支線に久々に響く低騒音エンジン

 

ヘロヘロ線路に重入換機は絵になる

 

3番線から1番線へ転線

 

押し込み開始

 

 2000年代に入るまでは防音型という昭和54年当時としては先進的過ぎる設計だったためかDE11 2000番台の運用は他のDE10と純粋に分けられ、騒音対策に威力を発揮した住宅地ど真ん中にある横浜羽沢駅と茅ヶ崎運転区常駐で相模貨物入換・相模線米タン・逗子甲種・DE11-1901検査時の西湘貨物入換という感じで鶴見線に入るなんて夢物語でした。それが2000年代後半になるとDE10・11共通運用という感じとなって鶴見線に入るようになったのは時代が変わったなあと思いました。ちなみに管理人が浜川崎エリアで勤務していた頃、東亜石油京浜製油所扇町工場にDE11が初入線する事になった際、専用線の1・2番線(ここだけ唯一機回し可能だった)の転轍機〜車止め標識までDE11 2000番台の全長だとギリギリの距離だったので、わざわざ入線前にメジャーでDE11 2000番台の全長分入れるかの測定が行われて当日は無事に入線を果たしたという出来事がありました。それを考えると鶴見線本線を始め大川支線・浜安善支線でも撮影出来たのはすごい出来事です。

 

 

 荷役線に編成を分割して押し込んだDE112004は最後は単機で安善へ戻る。そのまま単機撮影してもつまらんので、安善町共同防災センターの消防車庫とDE11を入れて撮影する事にした。これなら浜安善支線って一発でわかります。安善駅に到着後は単8992レとして後は浜川崎へ戻るだけだが、管理人はピーンと閃いた。「門型送電線鉄塔入れて撮影しよう!」ニッコール18−35mmをカメラに付け、超ローアングルで撮ったらいい感じ。決まったね!出発シーンを見送り、後続電車で浜川崎へ移動。管理人の中ではタキやホキで賑わう昔のイメージなのですが、閑散とした構内にスイッチバック用の出発中継信号機が建ち、閑散具合とは対照的な明るいLED式線標表示機とDE11という光景が現在の京浜工業地帯の現状を現しているような感じがした。

安善駅舎との久々の並び

 

冬だからこそ撮影できるド快晴の夕焼け

 

ガラガラの構内

 

 

ようやく新鶴見機関区へ帰還

 

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