The Best of DE10 Gallery

サロンカー土佐路

久々の稼働シーンとなった高松のDE10

 

 ムーンライト高知や松山が健在だった頃は岡山駅バルブやら何やらでちょくちょく撮影していたのですが、運転設定が無くなってからは四国のDE10はご無沙汰状態となっていました。そんな中、5月にサロンカーなにわが高知まで入るとの情報を入手した管理人の脳内には小歩危〜大歩危の鉄橋を行くDE10+サロンカーのイメージが浮かび、即座にANAのサイトをポチッていたのであった・・・。

 久々の土讃線撮影となったため、以前と撮影地も変わっている所があると思い、前日である5/12のANA始発便にて高松入りをした。小回りが利くように軽のレンタカーをチョイス。高速代も0.8掛けになるのでお財布にもやさしいはず。まずは琴平付近から高知手前までロケハンをする事にしたのだが、いや〜凄かったです。復路の撮影地となる讃岐財田〜黒川は三脚など皆無だったのですが、往路のメインステージとも言える小歩危〜大歩危のお立ち台は既に場所が制圧されてV位置は困難な状況。現場に居たマニヤの方に聞いたら3日位前から場所取りされていたとの事。これでは前日入りの関東連中でも不可能ですよ。とりあえず土佐一宮までロケハンをして戻って来たところ、制圧された場所以外は置きゲバもほとんど無かったので、前日入りの強みを生かして場所を確保する事にした。案の定、退勤後に車で現地入りする方々が大半だったようで、朝起きたら三脚やら脚立が増えててビックリしました。あんなに夜中土砂降りだったのに。

 

 場所取りを始めてから実に21時間(笑)、遂にサロンカー土佐路号とご対面。追っかけ連中からの情報によると、多度津でEF65からバトンタッチしたDE10は何と重連との一報に気合いが入る。一応、時折通過する2000系特急で鉄橋の有効長を図っていたのだが、重連だとカツカツじゃねーかと不安になりつつレリーズを握る。ジョイント音が聞こえて緊張に包まれる撮影地、鉄橋を渡る轟音と共に凄まじいシャッター音の嵐。ホイッスルを一発鳴らして重連が通過して行った。思わず周囲に居た人達と握手する、前日から撮影ポジションの位置決めやら夜間の見回りなど色々やっていたので、いつもの撮影と満足感が違いました。

土讃線の有名撮影地を堂々の通過

 

 すぐさま追っかけモードとなり国道32号線はマニヤ車で長蛇の列。高知道から下道に降りて土佐大津手前のカーブに急行する。線路の背後に微かに鯉のぼりが入り、手前の水田も入れたいなあと考えていたらまとまりのない構図になってしまったあげく、鯉のぼりが切れた。(笑) さっきは対岸からの撮影だったのでどちらのカマが先頭だったか不明でしたが、1095号機先頭で次位が1139号機でした。通過時に連結麺を見るとKE73やMR管・CP管がDE10間に接続されていたので正真正銘の重連総括制御に思わずエレクトしてしまった。駅停車なので場内手前でゆっくりとDE10がやってきて決まりましたね。若干曇り空なのが惜しかったですが、カブリツキアングルで構えていたマニヤさん達も満足げな表情でした。

色々入れようとしたら中途半端な構図に・・・

 

 この後は土佐一宮で高知運転所入区シーンを35mmにて熱く撮影。プッシュプルを撮りに来たというよりも形式写真チックな姿を撮りたかったもので・・・。後ろの陸橋が黒山の人だかりになっていてさすがに焦りました。DE10でこんなに激パした事があるだろうか・・・。撮影後は高知ICから井川池田ICまで一気にワープし、財田の道の駅でひとっ風呂浴びてから讃岐財田〜黒川の撮影地を冷やかす。が、既に脚立やらチェーンでぐるぐる巻きになっている踏切を見て一気に興醒め。同行していたさいたまパープル軍団総帥と作戦を練り、塩入〜琴平の撮影地に陣取る事に。 真っ暗闇の中、草ぼーぼーの撮影地を掻き分け何とか三脚を立ててこの日は終了し、翌日は朝から撮影地にかじりつく。どうも皆さん追っかけするようで、我々のように一発勝負狙いの人は少ないみたいで午後になるまで平和でした。昼過ぎからポツポツと撮影地にマニヤが集まり始め、列車通過直前には草ボーボーだった撮影地がまっさらに開拓されてしまった。(笑)若干光線もサイドが弱くなってしまったが、バリ順光で上りのサロンカー土佐路が通過。いや〜、重連だといい音しますな〜! 皆さん満足げな表情で帰って行きましたが、漏れなく日焼けしていたのが印象的でした。長時間の待機お疲れさまでした。

1139号機+1095号機の重連が多度津へ向けラストスパート

 

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