The Best of DE10 Gallery

嵯峨野トロッコ 2015

山間の人気の無い駅にDE101104が到着

 

 8月2日、たまには嵯峨野観光鉄道のDE10をじっくり撮ろうと山陰本線保津峡駅に降り立った。今回は山間を行くDE101104撮る事にした。この日は気温39度・湿度70%と山道をお気楽ハイキングというにはかなり過酷なコンディションであったが、管理人は知る由もなかった・・・。

 駅前の道路を右折して車やっと1台が通れる幅の道路を歩く。結構蒸し暑いなと汗を拭う事15分、トロッコ保津峡駅の入口に到着。ここからさらに歩いて保津川を渡る鉄橋アングルまで行く事にしたが、あまりの急坂と暑さに途中で立ち往生。全身が汗でずぶ濡れ状態になったのはこれが初めて。装備を削ってリュック+三脚という軽めの装備ながらこれは辛い、ガードレールに寄りかかって休んでいると京都府警のパトカーが通りかかり、大丈夫かこいつ?という表情で通過していった。(大丈夫じゃありません!)

 そのかいあってか、樹々の間から鉄橋を拝めるアングルにようやく到着。休み休み歩いたので1時間以上経過していた。すぐにトロッコ列車が来るので三脚をセット。樹々の成長が著しいようで、あと数年したら高枝切りバサミで周囲の木をカットしても辛そうなアングルになりそうである。180mmだと枝を排除出来ましたが、135mmだとご覧の通り枝が入ってしまいました。大昔の釜石線陸中大橋〜上有住のスーパー俯瞰みたいな構図です。

逆光+ガスって露出決定に難儀しました

 復路は保津峡駅に寄ってみる。が、既に持参のペットボトル3本は空で汗も出尽くしてヤバい状態。売店のオバチャンに飲み物あるか聞いてみると、クーラーボックスからジュースやお茶を出して選ばせてくれた。普通、このような場所だと離島価格のような値段なのだが、通常の自販機価格だったのがありがたい。2本ゲットして撮影に備える。

 トロッコ保津峡駅と言えば古の定番アングルはホーム跨線橋の上。旧下りホームが朽ち果てて機能していませんが、跨線橋は閉鎖される事なく利用出来るのがありがたい。ホーム下では観光客向けの保津川下りの船を撮影していたので、なるべく入らないように位置を決めて列車を待つ。しばらくしてDE10のライトが見えて来ると同時に、川の上流より川下り船が並走。「これは並ぶんじゃないか?」と期待しつつ列車が到着すると同時にV位置に船が来たのでレリーズ。決まった! JRの保津峡駅ホームからもお手軽に撮れますが、タイミングの問題もあり上手く並ばない事が多く、今回は偶然にも並びが撮れて大満足でした。

JR保津峡ホームでは案の定川下りとの並びは撮れず・・・

 

 結局トロッコ保津峡駅から朝来た道を再び通ってJR保津峡駅に戻って来た時にはもう息も絶え絶えの熱中症一歩手前でした。自販機でお茶を買うが全然足りず、結局4本もその場で飲んでしまった。(笑)電車発着後、誰も居ないのを見計らって汗びっしょりのシャツを着替えてさっぱりしてからホーム上よりトロッコ列車を何本か狙う事にした。時折通過する特急列車の風圧が涼しくてたまらん。本当はこの後梅小路蒸気機関車館でも寄るかと思っていましたが、もう歩けなかったので、そのまま新幹線で帰宅となりました。やはり夏場のマニヤ活動は危険だなあと痛感しました。

 

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