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The Royal Express 2025(その5)

貴重なリニューアル前の車掌車駅舎

 

 今シーズンのロイヤルエクスプレスの最北端クルーズは格安セール航空券が撮れた事もあり、1回目は旭川最終便入り→稚内まで北上→撮影しながら旭川空港へ戻る計画、2回目は稚内空港発着で金曜日に旭川へ移動して土曜は旭川→稚内と撮影、日曜は稚内→天塩中川辺りまで撮影して稚内空港へ戻る2パターンで宿題として残っているバリエーションアングルを回収しつつ、あわよくば利尻岳バックで・・・という強欲にまみれた計画で行く事にした。

 まずは1回目となる9月13日土曜日。羽田空港の離陸混雑に巻き込まれた管理人は少々イラつきながらレンタカーをスタートさせる。それもそのはず、天気土砂降り予報だったからである。(笑)国道40号線へ入った管理人は豊富手前までひたすら土砂降りの中をノンストップで運転して23時55分にはようやく現地到着してそのまま車内でひっくり返って爆睡。 翌日は天気が朝から急速に持ち直し山は見えないものの良い感じに。その天候を見て期待を膨らませる管理人の元へ同じく稚内展開中の大御所X氏より入電があり衝撃の事実が判明する。昨晩の大雨で線路点検が必要となり、宗谷本線は始発から昼過ぎまで運休という内容であった。朝食を買いに豊富駅へ向かうと特急サロベツ2号と普通列車の代行バス2台とすれ違った。X氏の情報ではサロベツと始発の乗務員も同乗しているようで完全に運転が無いのが明白となった。せっかく現地まで来て列車が走らないとはなんたる事だ!と車内で嘆いているとX氏より追加入電。佐久〜音威子府線路点検の結果問題ないという事なのでロイヤルエクスプレスだけ運転再開との一報に小躍りする管理人。さらに前日の兜沼駅ポイント不転換の影響で幌延駅で下りは運転打ち切りでバスで乗客移動となったため、昨日見せられなかった旧抜海〜南稚内の海沿いの風景を乗客に見せるため、急遽回9024列車の南稚内〜豊富を客扱いにて運転変更という熱い内容だった。これにより管理人もようやくテンションが上がってきた。

 利尻岳が見えないのはある程度折り込み済みだったので管理人は下沼駅へ。沿線の無人駅のいくつかは車掌車を転用した駅舎が存在するが、大半がリニューアルされてガワが金色の極悪仕様になってしまったので貴重な未更新駅舎である下沼駅で通過シーンをやろうと考えたのだ。現地に行ってみるとうまい具合に駅名看板の下に住民が植えたであろうヒマワリが咲いていたので、これも入れて広角レンズで撮影しよう。ただ広角レンズを使用しても駅舎の全体像を損なわずに駅名看板とヒマワリを入れるのが意外に難しくてブイ位置を吟味するのに時間が掛かってしまった。待つ事しばし、そろそろ通過だなと思われる時間になると林のすぐ隣を走る国道40号線から猛然と加速するエンジン音と大御所X氏の奇声が聞こえた。(笑) まあ、列車通過の合図には最適だった。すぐに列車が猛スピードで加速してきたのが見えて高速シャッターにセットしたニコンD850で仕留める。マニ50のジョイント音を残し列車は去っていった。ここから国道40号で一気に南下して糠南駅へ。以前DE15重連の駅進入シーンは撮影しているのだが、マニ50ケツのシーンは撮影してないなと思いこちらへ。なんとこちらはマニヤゼロで天塩警察の巡回パトカーと一緒にロイヤルエクスプレスを見送る事になった。写真の方は簡易駅舎(?)と板張りホームを入れつつテールライトを点灯させたマニ50と先頭を行くDE15重連という国鉄野郎も納得のアングルとなった。

令和に見れる国鉄風景

 

 その後は天塩川の俯瞰撮影地に行くが雄信内付近よりずっと後続を走って付いてくる車がいたが振り切れない。ありえない速度で振り切ったはずが林道に入っても付いてくるので「何なんだこの車は一体?」と思って後続車を先に行かせようとして運転席よく見たらレンタカーに乗った大御所X氏だった。(笑)「ああ、どうもお疲れ様です!」と挨拶しながらカメラを構える。しばらくして別のマニヤ氏が来たが我々がシャッター切った直後にカメラを構えたようでタイミング的に撮れなかったと思う。(背後でシャッター音しなかった)そこから再び国道に出て名寄バイパスを走り抜け名寄高校〜風蓮で撮影し、塩狩峠で俯瞰撮影を敢行して今回は締めとなった。HD87便で来て翌日のHD88便で帰る超強行スケジュールでしたが何とかなりました。

天気が持ち直した

 

 2回目はロイヤルが稚内入りする前日の金曜日に管理人が先行してNH571便にて稚内入りして日曜日夕方のNH574便で羽田へ戻る計画を立てた。抜海付近より下り列車用のロケハンをしつつ旭川まで南下。途中、旧抜海駅跡地と旧雄信内駅を見学。抜海駅は駅舎があった場所がただの砂利敷きになっていた。この後9月末に雄信内駅舎は取り壊される事になったので最後の雄信内駅木造駅舎の勇姿となりました。信号場に格下げ後も駅舎は現役時代まんまだったのでまだ安泰だと思っていたのですが・・・。ロケハンしつつ和寒あたりの食堂で夕飯だなと思ったのですが、予想以上に時間がかかり名寄手前でロケハンは打ち切って給油後、士別で晩飯と風呂を済ませて最終的に当麻まで移動してこの日は車中泊。翌朝は電化区間の回送でも旭岳を入れてぐへへへ・・・と思っていたのですが、旭川周辺は濃霧で山から俯瞰するどころではなかった。仕方ないので北永山〜比布から撮影を始める事にした。ちょうど沿線は収穫真っ最中で撮影した場所はまだ刈り取られてしなかったので霧が晴れた旭岳とDE15重連を入れて撮影。アングルの端に携帯アンテナがあり非常に鬱陶しいのでマニ50は全部入れられなかったのが残念。和寒の客扱い停車を利用してそのまま風蓮の跨線橋で手堅く撮影し、名寄バイパスを爆走して音威子府へ。ここいら辺でようやく他の同業者を見かけられるようになった。最初は全く見かけなかったので「運転あるよな?」と疑念を抱きそうになった。(笑)まあシーズン追うごとに目新しさがなくなりマニヤが減少してくれるのはバリエーションアングルをせっせと撮影したい我々としてはありがたいところ。

だんだん樹木でボーボーになる橋梁

 

風蓮の街並みを入れて撮影

 

村名物スキー場を入れよう

 

 その後、音威子府〜佐久の山越え区間を熱い走りで駆け抜けた管理人は問寒別川へ。まあ、今更こんなところで撮影するくらいなら糠南駅通過か俯瞰撮影なのだが、バリエーションアングルとして鉄橋も撮っておかねば・・・。関東からと思われるレンタカー組が居たが、「ここで脚立いるか?」とツッコミ入れたくなるハイアングルで撮影していた。管理人は薄曇りなのを利用して手堅く50mmで撮影。その後は抜海の海岸線で海入れて撮影しようと漠然と考えていたのだが、幌延手前まで来て曇天ながら利尻岳がクッキリ見えているのを目撃し、考えを変えてオロロンラインへ出てスーパーモード走行へ移行。うまくいけば勇知で撮影出来るかなと思い、オロロンラインから曲がって勇知駅前の踏切を渡る。と、渡り終えると同時に踏切が鳴る。こんな時間帯に特急も普通も無い。予想していた時刻よりも早く何で?と思ったが、すぐさま俯瞰ポイントへ爆走して車から出てすぐにカメラを構える。確信度としては60パーセントくらい「もう行ってしまったか?」と思っていたが、露出を合わせて1分もしないうちに黄色い物体が遥か向こうの牧草地隊をゆっくり通過していくのが見えて即座にシャッターを切る。利尻岳と風車、そして牧草地の白いコロコロが入って文句なしだ。旧抜海駅側にレンズを振って防雪林の間をDE15重連が収まった瞬間を狙って背後の礼文島を入れて連写。やったぜ!撮影後はずっと追っかけしていた緊張感が切れてヘナヘナと座り込んでしまったが、ようやく落ち着いたところで買っておいたガラナコーラで利尻岳を見ながら祝杯を上げた。

管理人的にはここで撮るのはもったいない一発

 

気合いの一発

 

礼文島もクッキリ出ていたのでもう一発

 

 翌日はあいにくの雨だったので風景写真は撮らずに牧場のサイロとDE15を撮影して追っかけせずに締めにしようと農道で待機。通過シーンを撮影後、思いっきり減速したのを見てすぐさま車を走らせる。8月の豪雨で宗谷本線は何ヶ所も道床流出が発生したが、何とかロイヤルエクスプレス運転開始前に運転再開に漕ぎつけた。今回も運転見合わせがあったりどうなるのかとハラハラしたが関係各所の連携のおかげで何とか運転できたと思います。ビニールシートで覆われた築堤を25km/hでゆっくりと徐行する列車を見てそんな事を考えて撮影は終了となりました。

草ボーボー過ぎてアングルに困りました

 

今回の運転を象徴する一コマ

 

 

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