The Best of DE10 Gallery

真岡重連 2023

自然のトンネルを行く回送列車(遮断機解放後に撮影)

 C11325が東武鉄道へ移籍してもうビッグなイベントやらないだろうなあと思っていたら、C1266製造90周年記念という事でDE10と重連&プッシュプル運転が決定したので益子陶器市で大混雑の真岡鐵道へ繰り出したのだった。

 往路の6001レが重連で復路がC12先頭でDE10が後押し、6103レはそのままDE10先頭のいつものスタイルでの運転となった。注目すべきは下館への送り込みの回6100レである。下館からC12先頭で重連となるため、通常とは機関車の位置が入れ替わり、先頭が逆向きC12となりDE10が最後部にぶら下がる形となる。午前中にDE10が最後部に来るのは重連の時だけなので前々からうまいこと料理したかった寺内の樹木トンネルへやってきた。夏場はかなり繁茂したのだろうか、線路脇草ボーボーで閉口しました。場所によっては農家の方が畑の脇なのでついでに刈り込んでくれたようですが、山間部は手つかずの自然とかしていました。まずは踏切の遮断棒が下がってからカメラを構え、DE10をゲット。続いて遮断機が上がったところで真正面から仁王立ち(笑)してニッコール70−200mmにテレコンをかましてみました。向かってくる列車でこれやったら死ぬので去っていく列車なら安心です。いつも夕焼けのシルエットでの構図となるので、朝日が当たるDE10はちょっとファンタジスティックな感じで良かったです。

紅葉があまり感じられない沿線

 6001レをどこで撮ろうかと思案するが、五行川が編成的にも後続の列車への乗車を考えると最適との結論に達し、北真岡駅からひたすら歩く。C11+C12の重連のように日付が限定されておらず、11月中に運転日が分散しているので、そこまで殺伐とした雰囲気ではない。陶器市輸送のため日中の列車はモオカ14型2両編成となっているので編成長を確認するには最適だ。客車の後ろを鉄橋にかけてアクセントをつけて重連を撮影。先頭のC12は運行経費削減なのか絶気状態で次位のDE10が放熱器ファンぐるぐるでエンジンを噴かしながら通過。C12にはヘッドマークの装着はなく、普段着の列車という感じで決まったね!

11月なのに季節外れの暑さで50系の窓が開く

 復路の6002レは道の駅もてぎ付近の上り勾配でやろうかなと当初は考えていたが、あの集団の中に入って撮りたくねえなあと考えながら国道123号を歩いていると良さげな場所があったので、ここで撮影することにした。ただ、山間部で草が凄く、何とか足回りが多めに見える場所で事前に普通列車で両数とシャッター切り位置を確認しておく。最初は晴れてド逆光だったが、薄曇りになってきていい感じに。森の谷間に棚田と訳ありっぽい1本の樹、背後には新茂木変電所から出てきた福島東幹線の送電線鉄塔を入れて撮ることに。煙はC12はそこそこ吐いていたが、DE10はエンジンの調子が良く黒煙は上がらず。(涙)ただ、峠に挑む機関車の音は素晴らしかったので動画も撮影していれば面白かったかもしれません。

草が低ければ最高なのだが・・・

 最後は寺内駅で6103レを撮ることにした。もっと早いダイヤなら折本辺りで撮りたかったのだが、管理人の乗った列車が久下田で6103レと交換なので選択肢がほぼ無かった。でも列車利用だけで4発撮影出来るのはローカル私鉄なのに中々出来ない事だと思いました。夕焼けギラリで撮影する事が多いこの列車を敢えて駅通過で撮るのは贅沢な行為なので昭和テイストな駅舎を入れて撮影することにした。うまい具合に曇りから夕焼けが広がり、何とか列車通過まで持ってくれました。帰りは1両に減車した普通列車がぎゅうぎゅう詰め状態なのが遠目に見えてゲンナリしながら下館まで乗車して帰路についたのだった。

ゆっくりと通過

 

 

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