テレワーク(?)第二弾という事で、今回も過去の写真をご紹介したいと思います。
一昔前は貨物列車の最後尾や機次位に連結され、運用やら何やら一切不明だった現金輸送車マニ30ですが、現在は全車両退役して保存車両が小樽市博物館に展示されています。そのマニ30の現役時代でなおかつレアな全般検査回送を今回ご紹介します。
平成14年9月9日の尾久駅です。あまり撮影した時の記憶がないのですが、前日大宮工場から出場したマニ30は大宮→東大宮操→尾久と回送され、この日のオクシナ回送(回4541〜回1540レ)で品川へ回送後、翌日の配給で東京(タ)へ戻ったようです。 この時の入換機はDE101571でした。現在も正面の手摺に五稜郭使用の増設ステーが付いていますが、当時の土崎工場仕様の塗装褪色具合がいかにもな感じでした。当時は荷物車も青函連絡船で航送されていたので、函館桟橋でもしかしたら北海道内への現金輸送時に実現していた可能性のある組み合わせだったのを考えると夢が膨らみますね。一番恐ろしいと思ったのが、車番表記に信越線横軽対応の●表記がある事だ。全国運用の国鉄時代の車両だったからこその表記だと思いました。JRになってからも運転が無いのにこの表記が入っているのは大宮工場の良い演出だと思いました。こいつがEF62とEF63重連に挟まれて碓氷峠を越えるのを見て見たかった・・・。
※ おことわり:撮影機材は撮影当時のものを記載していますが、Nikon D850+Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D+Nikon ES-2を使用してデジタル化しています。