The Best of DE10 Gallery

古川特大

土砂降りの中、小牛田を出発する特大貨物

 

 今回は常磐線常陸多賀から陸羽東線古川への変圧器輸送を撮るべく小牛田駅近くの農道でレンタカーマルヨとなった。しかし、前日の穏やかな天気とは変わって全く寝れない程の雨音に閉口する。おまけに風速10m以上の強風となり、何も遮るものがない水田地帯に駐車している管理人のレンタカーは揺れる揺れる。(笑) 結局、ロクに寝れないまま特大貨物の時間となった。この暴風雨では外に出る気力も失せたため、小牛田駅近くの踏切に陣取り、踏切が鳴ったら外へ出て超高感度で撮影しようという算段だ。しかし、小牛田駅到着時刻になってもシキは現れない・・・。まさか「計画取消」の4文字が浮かぶが、東仙台(信)までは到着しているのを確認済みだったので、単なる雨規制で最高速度が45km/hから25km/hに下げられたのだろうと予測し、なおも踏切で待つ。

 しばらくしてヘッドライトがホームに見え、踏切が鳴り出したのでバックミラー越しに確認するとDE10の姿が見え、一安心となった。ISO感度を超高感度にセットし踏切脇で待つが、その間にも猛烈な雨を浴び、思わずカメラを隠しボディーブローを食らって悶絶しているかのようなポーズで待つ。よし、ここだっ!という所でカメラを構えてショット。今宵のカマは昼間撮影した1595号機だった。3500番台では無かったのが残念であるが、元北海道ガマでシキ801というのも珍しいのでガッツポーズ。なお、高感度で画質が低下しているのもありますが、土砂降りを高速シャッターで切っている影響も若干ありますので悪しからず。

ヨ8629+シキ801B1+DE101595のスペシャル編成

 スーパーモードにて国道108号線へ入った管理人レンタカーは北浦〜陸前谷地にてDE10をすぐさま捕捉し、しばし並走して古川駅へ先回り。既に係員がポイント付近に待機し、普段鎖鍵している側線への転轍機付近に群がり打合せをしていた。しばらくしてDE10も下り本線に到着し入換がスタートするが、手順書に従い進路構成や鎖鍵解除をするので全然入換作業が捗らず、普段ダイナミックな入換に慣れている管理人は段々イライラが募る。そして外でカメラ片手に待っている間ビショビショに・・・。 下り本線から一旦新庄方に引上げた編成を今度はヨ8629先頭で側線へ押し込む。相変わらずの暴風雨でとても三脚が使えるような天候ではなかったので、先ほどよりも若干ISO感度を落としつつも高感度にて入換を撮影。雨に濡れたヨ8000はカッコいいではないか。うーむ、決まったぜ!

 側線押し込み後、しばらく動かず無線で打合せをしていたので、フェンスからカメラを突き出しライブビューでバチバチ撮影して単機の入換をホームに据え付ける頃には出発時間ギリギリとなった。撮影を終えた管理人は体もカメラも水が滴り落ちるサイテーな状況だったので、一旦車内で着替えてからカメラをタオルとレンズペーパーで拭いて応急処置を施すが、防塵防滴のカメラでもこれはやべーと言える状況でした。色々雨対策グッズを持って来て良かったと思いました。ひと居心地付く頃にはDE10も居なくなっており、テンションがかなり下がった状態で1651レを撮影するべく石巻線に消えた管理人なのであった。後日、シキの返却にDE103507が充当され管理人が発狂しそうになったのは言うまでもない・・・。

新幹線ホームの明かりに照らされるDE10

 

最後に単機回送の入換で〆となった

 

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