DD51や京葉臨海KD55からDE10に越中島貨物線のチキ工臨の運用が置き換わったのが平成10年3月の改正。それから約23年が経過しようとしている令和3年3月、いよいよレールチキがキヤE195系に置き換わる事となった。管理人はコンスタントにDE10+チキを撮影してきましたが、沿線の撮影地が建物の変化などで年々撮れなくなってきていたので最後は敢えて編成写真を撮らずに風景写真主体で色々と撮影してみました。

　今回は荒川橋梁を行くDE10を撮ろうと横須賀総武快速線のグリーン車で出撃。実はスカイツリーが見えたので、組み合わせて撮れないかなあと前々から思っていて実行に移せずにいたので、本当に最後の最後で実行してみることに。前日に我孫子駅向けに発送したチキ6両で越中島発のチキ車は最後なので、到着列車メインで行こうと考えたのだが、あいにく品川工臨で使用したチキ4両のみの返送しかなかったので3往復中1往復しか運転されずキツイ運用でしたが、天気も持ち直しなんとか撮影できそうな雰囲気に。工7283レにはチキ5200と6000型が2両ずつ連結されていた。チキ6000型はコキ5500型からの改造ながら車体新製ですが、チキ5200型はコキ10000型からの改造で台車はコキフ10000型なので貴重である。しかしこれらの末裔達にも最後が来たようだ。返送されてきた車両達は今度は廃車回送の準備をして最後の出発に備える事になるのが寂しい。

　夕方の工7282レは首都高中央環状線高架下から鉄橋とスカイツリーを入れて撮影。18mmまではいかないまでも23mmと非常に広角でトラス鉄橋なのでシャッター切り位置が非常にシビアなので、何度も予行演習をして撮影チェックを行う。場内信号機が注意現示となり、カメラを構える。鉄橋の対岸から長汽笛一発、DE10のジョイント音が聞こえて来た。今日はチキの回送はないようでDE10の単行である。注意現示なので45km/hまで速度が下がりタイミングが図りやすくなったところでシャッターを押す。DE10はのんびりと新小岩信号場の構内へ消えていった・・・。これで越中島貨物線で見るDE10は最後になるかもしれないが、まだ活躍の場があると思いますので最後まで追いかけたいと思います。

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