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DL大樹 2023春

 

煙がいい感じだ

 

 SL3両体制だしDL大樹はしばらく無いなあ・・・と思っていたのだが、下今市機関区での排煙装置関係のトラブルが発生した影響なのかSLダブル運行が出来なくなり、C11207は検査中というわけでDL大樹号が代替としてSLの肩代わりをする事態となった。管理人は早速東武鬼怒川線へ繰り出す事にしたのだが、毎日の編成予定が東武鉄道のHPで公開されていたので今回は国鉄色DE101099と青い客車で統一されている日を狙って出かけました。

 栃木駅までJRのフリーきっぷで移動し、そこから東武鉄道に揺られるが、やはり6050系よりも20400系だと新しすぎて落ち着かん。(笑)改造車とはいえ日比谷線を走っていた車両が新藤原まで入るのですから時代は変わったものです。途中、新鹿沼でリバティけごん3号に抜かれる。いつもならリバティ会津101号で鬼怒川入りするのが恒例なのだが、直前に撮影行が決まったので今回は普通列車利用だ。下今市に8時52分に着くと9時23分発の新藤原行まで時間があるので構内を冷やかす事にした。既に機関庫からC11123+ヨ8634が出て黒煙を上げて昇圧中。しばらくして茶+青+茶の14系編成に連結。DE10の方もスハフ14 1のエンジンが始動し準備が始まったのを確認して新藤原行に乗り込む。

 小佐越駅で下車した管理人は駅前の道を新高徳方へ少々歩く。国道沿いに撮影地があるのだがここは曇りや雨の日メインの撮影地。果たして快晴ドピーカンで撮影して上手くいくかと心配しましたが、新緑が予想以上に映えて逆光ながら良い感じでした。しばらく現場で待機していると散歩に来たおばちゃんと世間話。「新しい電車入ったのよ」とやってきたリバティを指差す。やはり20400系より500系の方がおばちゃんにはインパクト大のようだ。スペーシアXの運転開始時におばちゃんがどういうリアクションするかが気になる。先にSL大樹1号が通過するのでアングルと露出チェックがてら撮影するが思ったよりも絞ると編成が暗く写るので露出を調整して待つ。しばらくしてDE10の汽笛が聞こえ、カーブの向こうからDE10がゆっくりと姿を現す。エンジンが唸っていて最高だ。SL大樹を撮影すると皆撤収しているのか、自分しか撮影地にいない状況であったが、乗務員さん汽笛一発鳴らして通過。管理人は会釈をして通過を見送る。

 当初の予定では折り返し列車を向かい側の国道から順光でやろうと考えていたのだが、3月の全般検査から日が経っているが予想以上にピカピカな1099号機を見て考えが変わる。撮影地から小佐越駅〜東武ワールドスクゥエア駅を踏破し、さらに先の鬼怒立岩信号場の直線に陣取る。えっ?何で同じような写真をここで毎回撮るのかって?オハテ12入れて撮っていないからね・・・。全バリエーション編成で撮影したらドン引きされそうな気がする。

 

昼の光線も良い

 

 鬼怒立岩信号場で撮影後、鬼怒川温泉駅まで歩いて到達。ウマイ飯屋に行きたいところだが、ちょっと時間カツカツなんで今回はパス。(涙)思いっきり観光地なのに一切無視している管理人って一体・・・。1番線に253系が停車していたので駅名板入れたりして撮影。この車両はワールドカップ対応で増備された編成で、管理人は東急車輛製造から出場日に逗子で撮影している。まさか21年後に鬼怒川線で撮影する事になるとは思いませんでした。鬼怒川公園駅まで回送で入るので次回はDE10と絡めて俯瞰撮影だな。

 

 鬼怒川温泉駅から普通列車で新高徳駅へ移動。リバティ会津号に乗車時、駅構内に車内から見える旧型の自動車と昭和の看板が設置されている一角があるので前々からDE10と絡めたいなあと思っていたのです。今回実際にカメラを構えてみたのですが、アングルが超広角でないと辛い・・・。草の途切れた場所をDE10の先頭にしてシャッターを切ると肝心の看板類が入らず35mmではお話にならない。ニッコール18-35mmで思いっきり広角側にしてまあ何とか全部入るという感じで手強い撮影となった。253系きぬがわ13号や20400系で練習をして何とか行けるぞとカメラをセットしていると背後からSLの汽笛が。ああ、ここで交換なのかとハッとする。以前は大桑交換だったのでSL後補機とDL大樹で並び撮影をした事があるが、新高徳で交換シーンは機関車停止位置に跨線橋あるし難しそうだ。しばらくして鉄橋を渡る5軸音が聞こえDE10が姿を現した。切り位置がカツカツなので緊張したが何とか決まった。すぐに信号が変わり、SL大樹6号も出発していった。辺りには石炭とディーゼルの排気の匂いだけが残った。

 

由美かおるとDE10の奇跡の並び

 

 最後は大桑駅へ移動し倉ヶ崎へ移動。菜の花と夕焼けを浴びるDE10を・・・と思ったが、現場では鯉のぼりが上がっていたので管理人はかぶりつきアングル放棄。(笑) 線路際で構えていたマニヤ諸氏が怪訝な表情でこちらを見ていたが、自分はただ独り水張り中の田んぼ・鯉のぼりと奥の直線を行くDE10で撮影する事にした。が、いくら陽の長い時期とはいえ、だんだんと迫る杉並木の影にやきもきしながらDL大樹8号を待つ事になった。しばらくしてDE10がゆっくりと現れた。鯉のぼりもある程度風が吹いていたおかげでメザシ状態にならずにそよいでくれて決まった。次回は直線でエロ光線を浴びるDE10を撮らねばと思いつつ、杉並木を駅まで戻ったのだった。

 

令和に展開する昭和な風景

 

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