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陽春磐越東西線号

まるで国鉄時代のような光景となった磐越東線

 

 金曜日までは桜とDE10を撮るべくわたらせ渓谷鐵道奥地へ行こうと出撃準備を整えていた管理人だったが、試運転でDE101124が動いたとの一報を聞き、急遽郡山参戦決定となり駅のVF端末で週末パスを購入していたのだった・・・。1124号機はここ最近は郡山車両センター所属ながら会津若松運輸区常駐で時折キハ回送や秋季の落ち葉掃き列車で動く程度で、動いている姿どころか客車を牽引する光景なんて相当ご無沙汰となっていた。JR東日本の機関車たちも先が見えているので1124号機で撮影出来る最後になるかもしれないと思い出立した次第です。

 4月17日早朝、東京駅へやってきた管理人は臨時ダイヤであるがやまびこ51号と同ダイヤであるやまびこ343号に乗り込む。始発やまびこ号がE5系となって久しいが、何年振りかのE2系充当と熱い展開。今朝の編成は新青森開業時に増備された最終グループの一角であるコンセント付きJ72編成でした。

郡山駅に到着すると、既に側線にはエンジン起動状態のDE101649がオハニ36 11+オハ47 2246+スハフ32 2357を従え待機中。と、すぐ脇にタキ44008の姿が!既に現役5両にまで減少しているタキ44000とDE10+旧客の組み合わせに早速エレクトするダメな管理人(笑)ヤード照明灯も入れたら国鉄野郎も納得の光景でした。

タキ44000との夢の並び

 

撮影に夢中になっていると、いつの間にかいわき行724Dの発車時刻となり、慌ててキハ111-105に乗り込む。要田で撮影しようと考えていたのだが、例の大カーブの激パ振りを見たら興ざめしてしまった。とりあえず下車したものの、他所へ移動するにも時間がないし、何か面白いもんないかなとホームを眺めていると要田小学校の味のある校舎が目に入る。よくみると桜が満開だ!あれ入れて撮れば面白いのでは?と思い、ぞろぞろと大カーブへ消える一団とは別の方向へ一人歩みを進める。時間がなかったので草の除去が中途半端ではあるが、何とか校舎&体育館の屋根とDE10+旧客の豪華並びが撮れた。更に嬉しい事に旧型客車の後部標識が今回は外され、客車のテールランプ点灯という現役時代のような光景に痺れました。

 

要田で撮影後、復路は完全に捨てて731D〜3233Mあいづ1号を乗り継いで一気に磐越西線へワープしてポールポジションを押さえる作戦に出た。途中、郡山で建物の陰に隠れいているDE10が見えたが、ボンネット上のNTTドコモの衛星電話アンテナが見えたので1124号機と確信し、車内でガッツポーズ。それにしても485系あいづ号を知っている世代としてはE721系の車両中央部にこじんまりと指定席が設置されているのを見て時代は変わったなあと思いました。車両は変わっても車掌の沿線案内放送は健在だった。車掌さんに言われるがまま窓の外を見ると見事な磐梯山がそそり立っていた。これはもうここしかないなと思い、猪苗代駅で下車。駅からひたすら農道を歩いて撮影地まで行く事にした。

 

 畑のど真ん中で日向ぼっこをしながら待つ事4時間半近く(笑) DE101124にバトンタッチした列車がようやくやってきた。確実に磐梯山バックで撮影するためにニコンD850に50mmを装着して三脚をおっ立てガチ撮影モードに。ニコンD5には70-200mmをセットして中望遠で築堤を行く1124号機と背後の山、そして築堤背後の民家の桜(散り際であるが・・・)を入れて持ち撮影と欲張りスタイルでやる事に。直前の追っかけ勢がアングルに入らないように立ち位置は詳細に吟味した結果、何とか邪魔されずに構える事が出来ました。それにしてもかぶり付きシチサンアングルに殺到していたマニヤ諸氏であるが、背後の冠雪した見事な磐梯山には完全に興味が無さそうだったのが印象的だった。これを撮影しないってどういう事よ?

1124号機とようやくの再開

 

これを撮影していないとは・・・

 本当は会津若松バルブもやって帰ろうかと思ったのですが、臨時ダイヤで帰りが遅くなるのと、1124号機の勇姿を十分に堪能したのでこのまま帰還する事にした。ちょうど川桁駅の方が距離的に近かったので急いで歩いて駅へ向かうが、結果的に猪苗代駅〜川桁駅を一駅区間踏破してしまった・・・。帰りの1234Mは大混雑でげんなりしながら郡山駅へ向かう。さすがの混雑振りにやべーと思ったので、やまびこ374号は17両編成だったのでE6系最後尾へ逃げて無事に自由席をゲットして爆睡していた管理人なのであった。

 

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