The Best of DE10 Gallery

磐越東線全線開業100周年号

収穫真っ最中の田んぼを行くDE10重連

 

 前日までは行く気では無かったのですが、プレミアム会員の委員長閣下からの電話により急遽出撃決定。横浜で師団長閣下と合流し、大宮より委員長閣下と同行して矢板まで東北道に乗ってそこから先は国道4号線を北上。とりあえずド定番の三春〜要田の陸橋とカーブでも冷やかしますかと現地へ向かう。

 既に陸橋前後は路駐の嵐でポリスメンが来るのは時間の問題という状況。トンネル飛び出しカーブの定番も、撮影地への小道へ入り踏切渡った先で異変を感じ、路肩に車を停め奥へ行ってみると大激パしていて最奥で方向転換した車がドンドン入って来るマニヤ車と鉢合わせし、進むも戻るも出来ない状況。やはり奥まで入らなくて良かったと一同胸を撫で下ろす。下手に突入していたら冷やかしで入っただけなのに脱出まで1時間は掛かったであろう。

 マニヤ諸氏の裏をかいて我々は要田〜船引の集落に陣取る。ちょうど稲の収穫が始まり、稲架掛けが手前に入るグッドなアングルで待ち構える。集落のおばちゃん達も突然の他県ナンバー車の襲来にドン引き。福島県警のパトカーも見回りに来たが、あんまり迷惑かけんなよ〜と拡声器で放送流してそのまま行ってしまった。うーん、平和だ。

 時間となり、遠くから汽笛が聞こえて皆身構える。船引手前のトンネルまで上り勾配なのでエンジン音が集落に響き渡り最高。多少雲が残りつつも晴れて来て稲の黄金色が旧客に反射して綺麗だ。本日はDE101760+1649の重連である。ぶらさがりの重連は日常的に見ますが、KE73を連結した重連総括制御は近年見れなくなって来ているので、やはりエンジンが同調しての加速は迫力のあるサウンドである。排気の匂いを残してDE10重連が通過していった。それにしてもヘッドマークステーぐらい新調してもらいたいものである。これでは機関車番号が見えない。(笑)

昼過ぎから天気が微妙になって来たのと、夏井渓谷から先が大激パしていてマトモな写真が撮れないと判断した我々は、さっさと復路の場所取りに入る。神俣〜菅谷の水田地帯に陣取り、追っかけ組がいわき方面から戻って来るまで休憩タイム。15時過ぎから追っかけ本隊が続々と集結し、踏切付近は通行不能な事態になって来た。天気もようやく回復して青空が見えて来た。背後の緑の山々と稲の黄金色、そしてDE10の赤色が見事にマッチング。素晴らしい。放熱器ファンを全開に回した重連は激しいシャッター音の中を通過して行った。大半の追っかけ組は阿武隈川鉄橋へ急行したようで一瞬で車が居なくなった。我々はさっさと帰ろうという事となり、下手に郡山市街へ入ると東北道へ乗るまでに1時間コースな予感がしたので、あぶくま高原道路から国道294号線へ逃げる。無事那須塩原〜矢板の大渋滞を避け、真岡鐵道沿いから国道50号〜4号線に入って無事帰還。皆様お疲れさまでした。

全員納得の風景

 

 

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