7/8、JR会津若松駅構内で東武鉄道のC11207を展示するイベント開催のため、何と下今市から東武鬼怒川線〜野岩鉄道会津鬼怒川線〜会津鉄道会津線経由にてDE101099がC11207を牽引という事態となった。これは参戦せねばならぬと思い、新白河でレンタカーを借りて会津鉄道DE10撮影に参戦する事にした。

　イベント終了後の7/8深夜、会津若松から翌日の会津田島駅イベント展示のためC11が回送されるとの情報をキャッチした管理人は、とりあえず途中駅である門田駅に張り込む事にした。会津若松〜西若松は列車扱いで運転されるが、西若松〜会津田島は保線機械扱いでの運転との事で、運転時刻などあって無いようなものだ。　しばらくして地元のマニヤ諸氏が駅に集結。ホームの明かりもあるし通過でも露出的には問題ないなとセッティングしていると、何と駅構内の照明が全消灯。（涙）　そしてやって来た回送列車は足回り点検のためマヤ検列車のごとくホーム手前で停車。慌てて民族大移動が始まるが、ハイビームと夜間の水田地帯特有の高湿度により皆さん「うーむ・・・」というシチュエーション。10分近く停車後、指令に無線連絡して出発信号機を進行現示にして出て行く。そこから始まる怒濤のF1会津田島グランプリ。途中で回送列車と並走して奇声を発するダメ人間の車列（笑）、そして芦ノ牧温泉駅へ怒濤のごとくなだれ込むマニヤ車両。既にホーム先端より前に出ているのでDE10メインは撮影出来ないが、C11の後打ちなら面白そうだ。しかし、相変わらず真っ暗闇で皆さん撮影に難儀していましたが、一部のマニヤ諸氏がLEDライトでC11の後部を照らして長時間露光で何とか見れる写真となりました。駅前の住人も何事かとぞろぞろ出て来ましたが、出発時のDE10とC11の汽笛吹鳴にマニヤも住人の皆さんも大喜びでした。

　続いて湯上温泉〜会津下郷とバルブを敢行するが、いずれも真っ暗闇で30秒露光程度では暗い・・・。そんなこんなで会津田島駅に到着するが、門田駅バルブでは何十人も居たマニヤも会津田島駅到着時点ではさすがに奥地まで入って来るのは躊躇したのか、数人と寂しい光景に。だがしかし、これだけ閑散していれば好き放題撮影出来るというもの。　到着後、まずは牽引して来たDE101180が機回しをして逃げ、エンジン始動してスタンバイしていたDE101099が一旦会津若松方へ機回し後、C11と連結。そのまま保守基地線へ押し込んで入換が終了となったが、C11は有火状態で留置のようで足回りを東武鉄道と会津鉄道の係員が入念に点検し、最後は夜通し待機する見張り員が配置される。午前2時過ぎ、マニヤも全員居なくなり独り占め状態となったところでふと閃く。「レンタカーのライト当てればVなのでは？」　会津鉄道の係員が呆れてこっちを見る中、レンタカーをDE10の方へ向けて一心不乱にバルブするダメな管理人なのであった・・・。

　心行くまで会津田島でバルブした管理人は、今度は会津若松へ帰るDE101180を追いかける事に。湯野上温泉駅の駅舎を入れて撮影したかったので、とりあえず高感度設定にして三脚を立てて待つ。しばらくして出発信号が進行現示となるが、一向に来る気配が無い。夜明けと共に一端上げたISO感度を下げつつ待っていると、遠くからDE10のジョイント音が。往路と違い全駅通過扱いでゆっくりと湯野上温泉駅を通過。国鉄会津線時代もこんな感じだったのかと思いつつ、車をスタートさせて芦ノ牧温泉で2発目をゲット。決まったぜ！　夜が明けたので再度会津田島へ戻り、朝焼けに染まるDE101099+C11207を再び撮影。イベント開始時間までしばし仮眠といく。

　踏切の鳴る音で目を覚ますとDE101099がC11207を従えホームにのろのろと入って行くのが見えたので、慌てて駅へ向かう。駅で入場券を買うとSL大樹のクリアファイルをくれた、ラッキー！　3番線に据え付けられたDE101099であるが、いきなり急行南会津のヘッドマークが取り付けられテンションが高くなる。そして東武鉄道からやって来た500系特急リバティとのいきなり並びで会場に居たマニヤ諸氏が一気に盛り上がる。会津若松駅のイベントと違い、最小限のスタッフと会津田島近辺の家族連れ+我々マニヤしかいないので、非常にのどかな雰囲気の中でのイベント開催となった。全てを撮影してフラフラとなった管理人は一旦昼寝をしてから国道289号経由で新白河でレンタカー返却となった。疲れた〜。